【Google Adsense】如何にして収益をあげるかーアドセンスの使い方

2018/08/29

 Google AdSenseを始めて(すなわちサイト運営者として)約8年が経ちました。 
 如何にしてアドセンスからの収益をあげていくかを基本に立ち返り考えて見ることにしました。

 現在の位置付けは、今回参考にした書籍のグループ分けによると「小規模サイト」より上ですが、「中規模サイト」には届いていないというところです。
 これをなんとか「中規模サイト」まで押し上げたいと思い、今までの経験を活かしつつ今回参考にした書籍の力も借りて、どうすればいいのかのヒントをまとめて具体的に実践したいと思っています。
 ※実践結果は、だいぶ先になるかと思いますが、必ず報告したいと思います。
 

Ⅰ.収益を上げるためのヒント

1.収益を上げるための構造

 ・収益 = 広告の表示回数×クリック率×単価 

 広告の表示回数を増やし、それらの広告のクリック率を上げて、クリックされた広告の単価が高ければ、おのずと収益は上がります。
 「そんなことは、とうの昔にわかっているわい」と心の中で叫びつつ、8年間の試行錯誤を思い出し、ここで原点に立ち返って、どうすればアドセンスの収益が向上するかを整理することにしました。

2.「広告の表示回数」を増やす方策

 「広告の表示回数」を増やすには
 ・ページビューを増やす⇒ユーザー(訪問者)を増やす⇒ユーザーが興味を持つサイトを作る
 ・ユーザーは興味あることを「検索」してサイトを探す⇒サイトがその検索上位に表示されるよう努力する
 ・サイトを訪問したユーザーをサイトに留める努力をする

1)コンテンツ作り 

 簡単に言えば、集客が多く見込まれるサイトを作るということですが、『言うは易し行うは難し』で、そう簡単ではありません。
 まずはどのようなサイトを運営することができるかを考えて見てください。
 ・他の人には負けない得意なことや好きなことに何があるか。
 ・それらについて提供できる情報が、他の多くの人にとって有益になるか。

 今回参考にした書籍にも、どのようなジャンルのサイトが収益を上げているか具体的に掲載されています。
 その分類によると、当サイトは、「ノウハウ系コンテンツ」にあてはまると思いますが、他の多くの人にとって有益かどうかは非常に疑問で、実際当サイトからの収益は微々たるものです。

 他に運営しているサイトも「ノウハウ系コンテンツ」で、Google検索しても的を射るようなサイトが見つからなかったため、自らの備忘録も兼ねてコンテンツ作りを始めたのがきっかけで、それが今も続いています。
 FC2の無料ブログで始めましたが、昨年より自由度のある「レンタルサーバー+WordPress」に移行しています。

※無料のブログサービスのURLを使っている場合、現在、AdSenseの新規のアカウントの開設ができなくなっています。(独自ドメインであればOK)

2)SEO対策―検索掲載順位を上位にするヒント 

 検索掲載順位を上げる絶対的な対策はありません。

 これまでの多くの方の経験からこうではないかと言われている中の一つが、記事タイトルの付け方です。

【ヒント】記事タイトルの付け方 
・34文字まで
・キーワードを入れる
・ディスクリプション(検索結果に表示される記事概要)を設定する。
(PC:120文字まで、スマートフォン:50文字程度)

 今回参考にした書籍に書かれていたことです。試してみようと思います。

【ヒント】検索上位20位ぐらいまでのブログの内容を徹底的に分析して、自分のブログに足りない要素(キーワード)を追記する。 

3)上記以外にページビュー(PV)を上げる方策 

【ヒント】内部リンクを充実させて回遊率を高める 

3.「クリック率」(目標0.5%)をアップするためのヒント

 ・クリック率は、一般的に広告の配置場所が記事の上にある方が高く、下に行くほど下がります。
 ・広告のサイズが大きいほど、クリックされやすい傾向にあります。※大きい広告を配置するとそれより小さな広告も配信されることがあります。
 ・PCサイトとスマートフォンサイトでは、戦略が異なりますが、最近ページビューが多くなってきているスマートフォンサイトに重点をおきます。

【ヒント】クリックされやすい広告サイズ 
・160×600
・300×250
・336×280
・728×90

【ヒント】広告の配置場所とサイズ(スマートフォンサイトの戦略) 
・3つ以上、記事の上中下にまんべんなく配置
※画面内に2つ以上表示されるとポリシー違反
・ファーストビュー(タイトル直下)に320×100サイズ広告を配置
※大きいサイズはポリシー違反の恐れがあるので注意
・「自動広告」(旧:ページ単位の広告)の活用

【ヒント】広告の配置場所とサイズ(PCサイトの戦略) 
・4つ以上配置(スクロールごとに一つが理想)
・タイトル下に728×90サイズの広告を配置
・記事下に広告を2つ並べて配置※スマートフォンの場合はポリシー違反

※今回参考とした書籍によると平均的なクリック率は、0.2%(2015年の日本市場データ)だそうです。
(平均は若干上回っていますが、目標の0.5%は相当にハードルが高いところにあります。)

4.「単価」を上げる方法

 サイト運営者が、「単価」を恣意的に操作することはできません。
 

Ⅱ.レポートの見方と分析するための準備

1.アクティブビュー

 視認可能なインプレッションとは、ユーザーのブラウザ上に広告が表示されて、ユーザーがその広告の半分以上の面積を1秒以上見ることができる機会を得た時点をいいます。
 要するに、ユーザーがブラウザの画面を停止またはゆっくりとスクロールして、広告が1秒間続けて表示される状態になったときに視認可能とカウントされます。

【ヒント】ユーザー(訪問者)が手を止めるような記事を書いて、その周辺に広告を配置する。 

 Google Adsenseレポートにおける「アクティブビュー」とは、サイトの視認可能なインプレッション数を表します。

(Googleのヘルプ)https://support.google.com/adsense/answer/4510652?hl=ja

(レポートの見方)
・アクティブ ビューの測定可能率:インプレッションの総数に対してアクティブ ビューで測定可能とされたインプレッションの割合です。
・アクティブ ビューの視認可能率:すべての測定可能なインプレッションに対して視認可能なインプレッションの割合です。
・平均視認可能時間: 広告の半分以上の面積が画面に表示された時間の平均値(秒単位)です。

2.レポートの収益と支払額の差について

 支払い明細を見ると「無効なトラフィック - コンテンツ向け AdSense」という項目があり、マイナスの金額が表示されています。
 これは、「ユーザーが間違ってクリックしてしまったことが原因」となっていることが多いということで、数パーセントであれば、通常の範囲なので心配はいりません。

3.インプレッション収益

 インプレッション収益(RPM):表示回数1000回あたりの収益(=収益÷表示回数×1000)

4.ターゲット

・コンテンツターゲット:サイトのコンテンツに合った内容の広告が自動的に配信される仕組み
・ブレースメントターゲット:広告主が広告を配信したいサイトをドメインで指定する仕組み
・パーソナライズ広告:サイトを訪問するユーザーの興味のあるものまたは一度広告主のサイトに訪れた人を追いかけて広告を配信する仕組み

【レポートを分析するために準備すること】

1.広告ユニットの名称の付け方

 広告ユニットの配置場所とサイズごとの収益を簡単に確認するため。

 AdSenseのレポートから分析しやすいように広告ユニットの名称の付けます。
 例えば、「サイト名+(PC用,スマホ用,共通,AMP用の区別)+配置場所+広告サイズ」がわかる名称にします。

2.カスタムチャンネル

 広告ユニット全体としての配置場所による収益を確認するため。

3.USBチャンネル

 ブログの記事ごとに収益を確認するため。

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